Techbase VietNamでのキャリアパス

May 25, 2017

ベトナムでは、IT業界、特にソフトエア開発の分野は著しく進歩しています。他国と比較して、ベトナムの人材市場は、若くて人数も多く、高い技術を身につけており、新しいテクノロジの勉強力・吸収力が早いといった優位性を持っています。 

Techbase VietNam (TBV)は、ただの仕事場だけでなく、ITエンジニアに自分成長を促す環境です。我々の会社は、高い技術を持っている人材がおり、各ポジションでキャリアアップの道が広く開けています。

本日、TBVでのキャリアパスをテーマとして、以下2名のインタビューを紹介させて頂きます。

・エンジニア→Communicator→Bridge System Engineer (ブリッジSE)に職種が変わった Hai Au さん

・シニアエンジニア→チームリーダーに昇格した Tri Tin さん


Q1: Hai Auさんは、元々技術者出身だと聞きましたが、どうして日本語コースに参加して、日本語コミュニケーターとして入社したのですか?

Auさん: はじめの頃、読み書きは大丈夫ですが、話す力と聞き取りがあまりうまくないので、ブリッジSEの位置を目指すために、日本語力を向上させるために日本語コースに参加することにしました。その後、勉強した事を実践したいので、コミュニケーターとして入社しました。


Q2: 職種を変えていく中で、色々な困ることがあったと思いますが、一番困ったことを皆にシェアして頂けませんでしょうか。

Auさん: コミュニケーターのポジションを担当する時に、専門用語が分からないなど色々困ったことがありました。また、コミュニケーターは、ただの翻訳通訳者だけでなくて、ベトナム側のチームワークをスムーズにするだけでなく、日本とベトナムの間に立って、両方の作業が円滑に進むようにサポートすることも重要な仕事です。コミュニケーターのポジションで身に付けたことは、ブリッジSEへの職種変更に大変役に立ちました。


Q3: Tri Tinさんは、元々シニアエンジニアとして入社しました。一年未満の短い期間でチームリーダーに昇進されました。エンジニアからリーダーへ昇進できた秘決を教えて頂ければと思います。エンジニアとリーダーのポジションで一番大きな違いは何でしょうか?

Tinさん: 別に秘決なんかありません。新しいチームに加入したので、チーム全体がアサインされた仕事を成し遂げるため、自分が担当する日常の業務以外にも色々な作業がありました。周りのメンバーと一緒に1つずつ遂行して、品質を向上させました。よって、チームの評価が高くなって、僕自身の評価も高くなりました。結果、リーダーに昇格しました。 

また、エンジニアとリーダーの差ですが、リーダーはメンバーごとの状況を良く見て、チーム全体の課題を発見し、皆と相談しながら解決し、チーム全体のパフォーマンスをアップさせることが大事だと思います。 


Q4: 現在担当している仕事の内容を紹介していただけますか?

Auさん: 僕の任務は、お客さんから頂いた要求仕様を調査してよく理解してから会議でチームに展開することです。メンバーが何か業務上の不明な点があれば、自分が回答します。自分の知識範囲外の問題であれば、日本に連絡して回答してもらいます。

Tinさん: 主な仕事内容は、日本側からの要求仕様を調査して、チームメンバーが仕様を確実に理解できるようサポートすることです。
その後、作業をメンバーにアサインして、困った時にサポートします。また、納品前にレビューします。メインの仕事はそれぐらいです。(笑)


Q5:それぞれのポジションへの昇格希望を持っている他のメンバーに対して、何かアドバイスがありますか?

Auさん: Tinさんに譲ります。

Tinさん: (笑)リーダーになりたいメンバーに一言があります。チーム全体の課題によく注意を払って、課題解決のためのソリューションを積極的に学んでください。また、管理能力も必要なので、まず自己管理能力を身に付けてください!

Auさん: ブリッジSEは日本IT企業に向ける特殊なポジションです。基本的なプログラミング知識以外に、日本側とコミュニケーションするために日本語も身に付けないといけないです。一方、日本側とベトナム側の仕事を円滑に進めるためには、メンバーの管理能力も大切です。いくつかの企業ではブリッジSEはソフトウェア要求仕様(Software Requirement Specification)の作成をサポートする業務があるので、設計分析などのスキルも身につけることが必要です。


Q6: 最後の質問ですが、TBVにおける次のキャリアをうかがいたいですが、よろしいでしょうか?

Tinさん: 今リーダーを担当しています。次に目指しているポジションはプロジェクトマネジャーです。今は初めの一歩なので、道はまだ長いです!(笑) 

Auさん: 次の計画では、大阪で1つのチームを立ち上げます。仕事内容としては、このチームをさらに成長させて、ベトナム側の品質を改善させることです。同時に、他のメンバーが日本へオンサイトできるようにサポートします。


インタビューのお時間を頂きありがとうございます。

これからもお二人の成功を祈っています!